ロゼと黄昏の古城、トロフィーコンプリート。
プレイ時間は10時間行かないくらい。
本作は日本一ソフトウェア開発のアクションゲーム。話の繋がりはありませんが、キャラデザや雰囲気を見る限りホタルノニッキと似た思想のゲームのようです。
古城で目覚めた主人公の少女ロゼ。城は全てモノクロで時間が止まっていますが、血が付いた赤い物だけは時間が流れています。ロゼは記憶がありませんが何か知らんけど体に茨が生えていて、茨には血を吸ったり与えたりする能力があります。また茨には復活の力があって、死んでしまった場合も復活可能。それから城にはロゼの言うことを聞く硬くて力持ちの巨人も居て、巨人と力を併せて古城を進んで行くことになります。
ホタルの時からそのケはありましたが、今回は「血のやり取りがテーマ」「不死ではなくあくまで"死んだら復活"の能力」「公式HPからして"残酷な運命"を強調」「節目の扉には拷問器具がセットされていて、自ら器具にかからないと扉が開かない」ということで、ホタルではまだ我慢していた「少女を無惨にアレしたい」という性癖が全開。ホタルではダメージ時に画面に血痕が出るくらいでしたが、今回は状況による死に様も完備しています。
ゲームとしてはホタルとは大きく変わって割とちゃんとしたアクションゲーム。主人公の特性上素早くは動きませんが、割と操作に対してきちんと反応します。ロゼと巨人にはそれぞれいくつかの能力や特性があり、ステージはこれらの特性を組み合わせて解く物で、解き方はかなりアイデアに富んで頭を捻らされます。解けた時の気持ちよさや納得感が非常に高く良質な設問と言えます。また数は少ないですがボス戦もアイデアと手先を問われる物でかなり好み。「しゃがんでかわす」を閃いた時は膝を打ちました。
イライラ棒や延々待ち時間などのホタルにあった理不尽要素も今回は無く、パズルは難易度高めですがリトライ性も悪く無く、トロフィーもそこそこ取り易く、高得点ではありませんが上手くまとまった佳作という感じでした。