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満つらざるとも屈せず

ゼルダ無双オブザワイルド5章クリア

ゼルダ無双オブザワイルド、5章クリア。

 

プレイ時間44時間半。「体験版を楽しんだソフトは本編で乗り切れない」という経験から来る懸念がありましたが、全くの杞憂でした。

 

シナリオは、ブレスオブザワイルドの100年前、厄災復活直後の時点から謎の小型ガーディアンが過去に転移し、ゼルダに厄災の復活を伝えるところから始まります。ブレスオブザワイルドに繋がる過去の話ということは頑張っても世界は壊滅してしまうと思われますが、今回はゼルダ達が予めそのことを知っていて行動するので、どうなるか?というストーリー。現在5章が終わりましたが、「そうきたかー!」という展開で凄いテンション上がった。無双でシナリオの続きが気になるのは初めてかもしれません。

 

この「未来から来たガーディアン」もとても便利な存在で、彼(?)がいる影響で"シーカーストーンの力が増幅"され、"シーカーストーンを持っていなくてもシーカーアイテムを誰でも利用可能"になる万能ぶり。他のガーディアンを起動・使役したり、彼無くしてこのゲームは成立しません。

 

プレイアブルキャラクターは現時点で心配してたよりは増えました。四英傑以外で序盤に増えるのが微妙な人選で先行きが心配でしたが、ちゃんと驚きのあるキャラクターが追加されて一安心。キャラクター毎の差別化もかなり顕著で、強さ使いやすさも操作感もかなり異なります。原作通り「無才の姫」として無力感に苛まれるゼルダですが、研究者としてシーカーストーンの真の力を引き出せるため、実際戦うとかなり強い。また当初「スタンダードで地味」と感じたリンクは、これも当初地味に感じた「矢」の有用性に気付くと一気に楽しくなってきます。流石退魔の剣の勇者。他のキャラクターも上手く立ち回ると爆発力のあるキャラばかりでどれも操作してて楽しい。ミファーのダッシュが完全にルト姫なの笑う。

 

ジャスト回避からのラッシュがあるので、敵の攻撃が全てこちらのチャンスになり得るから「ただ耐えてるだけ」という時間が殆ど無いのと、無双なのに動きが多彩で、「ただ手順をこなす感」が薄いのがいいのかな。

 

難易度は体験版が温めだったので最高難度のベリーハードにしていましたが、英傑加入シナリオで初期レベルの英傑達が「被ダメ大、削れない、シナリオ長い」であまりに大変だったのでハードに下げて以降そのままハード進行。5章を越えるとライネル、ヒノックス、カースガノンのオンパレードで大分苦しくなっていますが、一応まだなんとか倒せています。

 

今回ステージクリア評価が無いので、今まで「S取るためにダメージを受けては駄目で、クリアタイムを気にしつつ雑魚敵も大量に倒さなきゃ」と追われていたのが無くて本当に遊びやすい。一応倒した数や時間に応じて獲得ルピーが増減しますが、それほど重要じゃ無い上に被ダメは評価対象外なのがほんと分かってる。その代わりというか「時間制限付き」の戦闘が多くてこれが渋めではありますが、必殺技やスマッシュの演出中はタイマーが止まって今回の無双はほんと分かってる!伝わらないと思うけど、今までは「演出が長いから時間制限のあるバトルでは必殺技は使わない」とか考えていたので、この時計が止まるというのは本当に感動したんですよ。

 

今一つのポイントとしては、PVでは派手で楽しそうだった神獣戦が本編のバトルと分断されてて完全にミニゲームなこと。コログを探し回るのは面倒でもあるし楽しくもある。ローディングが長めなのは無双全般もブレスオブザワイルドもそうなので仕方ない。

 

事前の情報で「面白そうではあるけど、プレイアブルも少なそうだし、どうかな?」と一抹の不安がありましたが、それを吹き飛ばす多彩なアクションと強力なキャラクターと丁寧な調整で文句無し。完全にのめり込んで遊んでいます。