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満つらざるとも屈せず

アンリアルライフクリア

アンリアルライフ、クリア。

 

プレイ時間10時間半。

 

本作はhako生活開発のドットスタイルアドベンチャー。道端で目覚めた主人公ハルは記憶が無く、何故か触れたものの記憶を見ることが出来ます。この力を使い、喋る信号機「195」と共に唯一の手掛かりである「先生」を探すことになります。

 

世界はずっと夜で、喋る鼠がいて、電車の乗客は魚の不思議な場所。色数少な目で雰囲気のいいドットと理不尽気味の世界観だとStrangeTelephoneみたいですが、この手のインディーズゲームにしては珍しく理不尽ながらに世界は安定していて、扉の接続先が勝手に切り替わったりしません。また進行も世界観の割にはちゃんとゲーム的で、論理的に思いつく解法できちんと解くことができます。

 

シナリオもこの手のゲームには珍しく世界の構造の理由から主人公の過去、その後まで全部語られ、エンディングの歌もあって非常に爽やかな読後感を味わえます。こういうのでいいんだよ。

 

と思っていたら、念入りに隠された隠し要素の中で根底からひっくり返されました。すっきりで終わっておけばいいと思うんだけど、インディーズのドットスタイルはこういうの入れたくなるのかな。