UNDERTALE、クリア。
プレイ時間5時間。
本作はいまやインディーズの象徴となったドットスタイルのRPG。発売後「とにかく凄えんだ!」という評判だけが轟いていて、轟過ぎてなんか気が引けて居ましたが、この度思い切って遊んでみました。
ドットは8ビットスタイルのため、今となっては描き込まれたという程ではありませんが、個別のアニメーション、立ち絵、専用のフォントもある気合いの入った物。キャラクターによってはセリフが縦書きになるのは凝ってる。出てくるキャラクターも皆個性的で、世界は(恐らく意識して)マザーっぽいとぼけた雰囲気。
ここまでネタバレは避けていましたが「誰も殺さなくていいゲーム」という事だけは聞こえていて、そのため「レベル上げに意味が無い」「恐らく殺戮の有無で分岐する」と言う意識で遊ぶと、基本的に戦闘行為には意味が無くなり、バトルは抜け道探しのパズルになります。マザー的なとぼけた雰囲気も、本当に殺しに来る敵が居ないと思うと、シリアスな台詞も全部前振りになってしまいます。なので遊んでる間は全体に緩んだ空気で肩透かしの台詞を肩透かしとわかって聞くことになり、どうにものめり込めませんでした。
一応最初なのでそれなりに殺して最後まで進めましたが、世界のどこがフラグか解らない状態でこれから何周もするのしんどいな…というのが一周しての正直な感想。
凝った台詞回し、ハチノヨンの気合いの入ったローカライズ、FF6のオペラをはじめとしたオマージュ要素など素晴らしい部分は沢山あり、特に終盤にかけてのBGMの盛り上がりは凄まじかったです。まあこれだけ評判になったゲームをまだ一周しただけなので、まずはもう少し遊んでみよう。