トランシルビィ、クリア
プレイ時間8時間。
本作はSKIPMORE開発のドットスタイルアクション。ゆるゆるのメトロイドヴァニアでもある。SKIPMOREと言えばフェアルーンや神巫女など綺麗で緩めのゲームがウリですが、本作もその例に漏れません。
ゲームとしては上述の通りゆるゆるのメトロイドヴァニア。基本的に、散りばめられたアイテムを集める→ドアが開く→次のマップへ、を繰り返す作りです。収集アイテムが大量にあって怯みますが、このアイテムの配置自体が導線になっていて、未回収のアイテムを集めると自然と進行する作りが上手い。ヒントの出し方も語り過ぎず隠し過ぎず絶妙で、あんまり色々考えなくてもサクサク進みます。アクションとしても殺す気が無いレベルでふんわりしてる。最後シューティングになる呪いは相変わらずですが、今回は一応世界に馴染ませようと努力した跡がある。
マップが思ったより広く入り組んでいて、正規ルートを外れて探索すると無駄にややこしいのは難点。特に100%クリアを目指すとノーヒントで世界を回り直すことになり、マップの情報やファストトラベルの弱さもあってちょっと面倒でした。
ドットと音楽は素晴らしいの一言。世界観にしてもヒントにしても、最小限のドットで表現しようとした感があり、シンプルで気持ちのいい触り心地になっています。世界観がひたすら明るいのもいい。
あまり身構えずにサクッと遊べて、手触り耳触りよく気持ちのいいゲームでした。