GarbageCompany

満つらざるとも屈せず

メタスラアタック終了

メタルスラッグ アタック リローデッド、終了。

 

プレイ時間150時間以上。

 

エンディング後は各軍のアルティメットユニットや追加コンテンツが解放されて更なる強化が可能になります。強化に必要な物量は凄まじく、連射コントローラを利用しての自動回しはほぼ必須。そのためプレイ時間が日数に対して凄い伸び方になりました。

 

これで自軍がメキメキ強くなって敵が簡単に吹き飛ぶようになった…のは最初だけで、エンドコンテンツに向かうに連れて難易度は急上昇。特に追加コンテンツである最後のアナザーストーリースペシャルは鍛え切った自軍が一瞬で溶けて手も足も出ない難しさ。CPUはコストの概念が無いので、最初からアルティメット出てくるし、高額ユニットも鈴なりで出てくるし、何よりサポートが使い放題なのが本当にズルい。このため「相手は〇秒間ユニット生産出来ない」というサポートを連打されるとこちらは殆どのタイミングで生産が出来なくなります。

 

こうなってくると自軍はそもそもMAX強化されていることは大前提になって、その上で全員が突出した性能や役割を持っていないと話になりません。また戦闘序盤の押し寄せる敵軍をどう凌ぐかが最重要で、勝ち方は「戦線を出来るだけ右側に作る、そこで維持している間にユニットを生産する」のみになります。

 

戦線を維持するには大体体力で耐えるか避けて耐えるかだと思いますが、敵の攻撃力が強過ぎて「体力が多い」だけだといくらあっても壁にすらなれず、また回避型のユニットも弾幕の厚さの前に吹き飛んでしまいます。結局最終盤で壁を務められるのは「体力が多く、回避性能があって、回避すると体力回復というスキルを持っている」という作中唯一のハイブリッド「覚醒レッドゴブリン」しかいません。エンドコンテンツになればなるほど、出来るだけ早く複数のレッゴブを呼んで壁を作り、レッゴブの回避が高めに発動する回を引けるまでアタックし続けるというゲームになってしまいました。

 

「安価で高い回避性能を持ったエスカルゴでジャブを打ってる間にレッゴブを複数生産、いい確率を引いてレッゴブが生き残ってる間に援護を送る」というスタイルで一応全ステージをクリア出来ましたが、最後の常夏バケーション、クリスマスキャロルの奇跡のHELLはこれでもSランクは全然無理でした。全部Sランクじゃないと見られないテキストがあるのですが、これ達成可能なのか…?

 

あとオンラインも少しやってみましたが、時期を外して人が居ないのもあって全然マッチングしない。やっと対戦が始まると相手もレッゴブで、時間一杯までどっちも避け続けて戦線が押してる方が勝つ、みたいな試合しか出来ませんでした。

 

それと、本作は個性的なユニットが300以上もいて試行錯誤が楽しいゲームだと思うのですが、やたら試行錯誤がしにくい仕様が目立ちます。

  • デッキが5個しか作れず、コピーが出来ない。また各モードでデッキが別管理になっている。
  • スペックシートでは見えない強みを持つ(実戦で使ってみないと分からない)ユニットが沢山いる。
  • ユニットは強化しないと真価が分かりにくいが、最終強化までのコストが高く「ちょっと試す」がやり難い。
  • 終盤で役に立つユニットを探したいが、終盤は画面が爆炎だらけで1ユニットの働きは殆ど見えない。
  • バフ仕様の関係でデッキはひとつの所属で纏めざるを得ない。レッゴブを使うならその他軍以外は入れられない。

もっと自由に編成出来る仕様だったり、せめてユニット単独で動きを見られるテストステージみたいのがあるといいのにと思いました。

 

書き出すと文句ばかりになってしまいましたが、最後の難易度がぶっ壊れているだけで、生活を浸食されるくらいにはハマって遊んでしまう魅力あるゲームでした。自動回ししている間も見なくていいのにずっと眺めてしまって、意識して見ない努力をしないと生活が疎かになってしまう。前回も書いた通り、圧倒的な物量、美麗なドット、プレイサイクル構築の巧みさ、オート戦闘によってずぅーっと遊んでいられる眺めていられるゲームでした。トータルで言うなら、やはり面白いゲームだったと思います。