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満つらざるとも屈せず

スパロボX20話クリア

スーパーロボット大戦X、20話クリア。

 

プレイ時間20時間半。ちなみにVITA版。

 

先日まで遊んでいたスパロボVは当時新時代のスパロボとして作られた意欲作でしたが、本作Xは正直そのキャラ替えくらいに思っていて、でもまぁ飛ばすのも勿体ないし、ざっと雰囲気だけ掴むか~くらいの気持ちで始めました。実際システムとかIFとか手触りとかはほぼそのままで、マニュアルを見なくてもシステムを全部知っててVの続きのように遊べます。しかし遊んでみたら印象は別物で、なんならVよりも何倍も楽しい。

 

ということでVでは4年かかった20話まで一気に遊んでの感想。

 

システム

前述の通りシステムはほぼVの流用で違いは僅か。ゲームとして追加になったのはExアクションのトリックアタックくらいかな。

 

演出面ではBGMを途中から再生出来るようになりました。これまでは常にイントロからだったので多数のユニットが入り乱れるとサビの前に切り替わってしまいましたが、サビから再生すれば一番テンション上がる所から聞ける。これちょっとしたことですが気持ちとしては結構違って、ガチャガチャした戦闘も気持ちよく遊べます。一方でイントロの入りが最高な曲(ブルーウォーターとか)もあるので悩ましいところ。

 

後は明記はされてないけど、命中率判定はかなり渋くなってるように感じます。Vでは20%なんてまず当たらなかったのですが、80%を外してから20%を食らうようなシーンが頻発。被弾率1桁台でも油断出来ず、ウィンキー時代のような緊張感とセーブロードが求められます。

 

参戦作品

今回のキモ。まずは一番期待していたワタル。とうりゅうけーんは覚えていましたが、ドアクダーのメカとか、「もしもしセンちゃん?シバちゃんだけど」と戦神丸に公衆電話から電話するシバラク先生とか、懐かしさが溢れ出します。

 

ナディアも凄くいい。Vもそうでしたがプレミアムサウンド版なのでボーカル入りのブルーウォーターがかかって問答無用でいい気持ちになる。ナディアは戦うユニットが少ない上に肝心のノーチラスは曲がブルーウォーターじゃないので、曲聞きたさに豆タンクのグラタンが重用されて撃墜数がチーム2番になっています。STEP(ワタル)とブルーウォーター(ナディア)がずっとかかってるなんてここは昭和か?

 

期待してなかった所だと、コードギアスの曲(O2)がカッコ良くてギアス勢を結構使っています。ガンダムWも曲が好きだし使いたいけど、メテオ勢はやっぱ5機で運用したいしゼクスもノインもというと枠が足らないんだよな。ウイングゼロのローリングバスターライフルがP属性でMAP周囲攻撃なのは解釈一致。

 

モビルスーツを相手に「人間が乗ってるんだよね?」と躊躇うワタルに「魔神もオーラバトラーモビルスーツも全て脱出装置が完備されている」と説明するなど、世界観の構築も丁寧な印象。アンジュなんかはこないだ(Vで)解決したのにまーたマナの国とか言い出して面倒さも感じますが、今回はメンバーが違うので絡み方も結構違っていてまぁまぁ楽しく読めています。

 

主人公と搭乗機ゼルガードはイラストだとあんまりピンと来なかったのですが、動かしてみたらかなりいい。魔法で戦うということで序盤は飛び道具撃つ感じでしたが、技が増えたら魔法で部位強化して格闘する感じになって一気に好きになった。サポートのホープス(Vのナイン枠)はナインほど素直に好きになれないけど、これは今後の展開次第かな。

 

眺めて楽しい、育てて楽しい、戦闘アニメ見てるだけでめっちゃ楽しい。

 

難易度

システムはVと同じですが難易度設定は明らかに難しくなっています。3話辺りからSRポイント取るのに工夫が必要になり、20話現在なんとか全部取れていますが、強化の仕方によっては不可能だったのではと思う物もいくつか。

 

無強化だとダンバインガンダムでも序盤から全然避けないし当てられない。武器強化してないと明らかに火力が足らなくて雑魚相手でも複数人で囲む必要がある。でも満遍なく強化するほどのお金が無い。僅かな貯金をどうしても必要なところに少しずつ使う様な、爪に火を点すような節約生活が続きます。で何とかやり繰りしてると、分岐合流で一気にユニットが増えて破綻。非常に苦しい一方で、こういうやり繰りしてる時が楽しいんだよなーとも思う。

 

総括

楽しい。Vも凄く面白かったけど、ここまでの印象ではXの方が楽しい。