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満つらざるとも屈せず

ユニコーンオバロ指輪交換

NSW SWORD OF THE VAGRANT

購入。

 

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ユニコーンオーバーロード、指輪交換。

 

プレイ時間117時間。

 

本作では主人公アレインの持つ指輪がキーアイテムとなっていて、これを仲間のうち親密な誰か一人と交換することがシナリオ上重要な意味を持っています。おおよそ「誰が一番大切な仲間か」を明示するイベントと言えます。イベントフラグの話だけならアレインと対象の相手だけが親密であればいいのですが、全キャラ間に親密度があり、組み合わせによっては親密度会話も発生するので、ここで一気に消化することにしました。なんせ本作は50人以上が仲間になるため、これが大変なことは目に見えていましたが、案の定ここだけで10時間以上かかりました。

 

親密度は同ユニットで戦闘したり、個別に贈り物をすることで上昇しますが、なんせ組み合わせが膨大なので、複数名で一気に親密度を上げられる食事会を連打。上がり切ったところで、今度は大量にある親密度会話を一気見。キャラの関係性や意外な一面が見られる作り込まれたイベントですが、大量過ぎて中々箸が進まずしんどかった…。

 

全員の好感度を上げた上で誰と指輪交換するかはかなり迷ったのですが、ベタにスカーレットを選択。というかこれだけキャラが居て選んだ一人以外は交換イベントすら見られないのは勿体な過ぎるのでは。

 

ユニコーンオバロ4国解放

ユニコーンオーバーロード、4国目解放。

 

プレイ時間104時間。

 

3国解放したところでなんかエアポケットに入ってしまい暫く遠のいていたのですが、シミュレーションは間が空くと一気にしんどくなるため再開までかなり時間が空いてしまいました。

 

4国目は天使の国。天使の兵種は沢山いるのですが概ね「相手の妨害をする」という特徴を持っています。特に魔法反射と一列暗闇付与が強力で、構成によってはほぼ何も出来ないことも。戦闘の長期化も顕著で、見てるのがしんどくてアニメスキップも多くなりました。

 

ここまででほぼ兵種は出揃ったと思いますが、とにかく多様な兵種、アイテム、組み合わせはパターンが膨大で、私はもう考えるのは諦めて適当に編成、ぶつけてから配置を考えて、駄目ならアイテムで補助する形で遊んでいます。

 

残すは本国の大ボス打倒のみ。でもその前に指輪の相手選びのための好感度上げ大食事会かな。

 

8番出口クリア

8番出口、クリア。

 

プレイ時間1時間半。全異変発見。

 

本作は一人称視点で地下道からの脱出を目指すゲーム。内容としてはシンプルで「異変があったら戻る、異変が無ければ進む」ことを一定回数繰り返し、地下道から脱出出来ればクリアとなります。

 

大きな話題となり「8番出口系」というジャンルとなるほど多くのフォロワーを生んだゲームということで気になっていましたが、遊んでみてなるほど、これはよく計算された「非常にコスパのいいゲーム」でした。

 

  • 言ってしまうと「小さな差異を探す間違い探し」で、それだけではゲームとして成立し得ないのですが、ホラー仕立てにして「異変を探す」という形で隅々まで観察する、ゆっくり進むゲームにすることで成立させている。
  • 狭い地下通路を一つ作ったら、後は微細な差分を作り、差分無しと混ぜてランダム出力すればよい。極限まで製造コストを削った上で、プレイ時間の殆どを共通パーツを凝視する作りにすることで遊びを最大化している。
  • 「歩いてくるおじさんの視線がプレイヤーを追うかどうか」を変えるだけで1ステージ作れるのなんかは象徴的で、スイッチ一つで不気味さを演出するアイデアに脱帽。
  • 細かくしようと思えばいくらでも難しく出来るゲームですが、異変の難易度や配分も非常にバランスがよかった。

 

ゲームのボリュームは非常に小さいですが、じっとり嫌な汗を掻きながらのプレイは密度が上がって感じます。ボリュームが小さいことを自覚して値段を抑えていることもあり、トータルの満足度は高め。殆どのソフトはSteamからSwitchに来ると値段が上がりますが、これを据え置きにしたこともよかったと思う。

 

スイッチ版だけだと思いますが、恐らくパワー不足から解像度とフレームレートが低く、初期のカメラ揺れ有りだと一目見て気持ち悪くなるくらい酔うのは難点。一応私はカメラ揺れを切ったらマシになりましたが。