GarbageCompany

満つらざるとも屈せず

コープスパーティ、コンプリート

コープスパーティ、コンプリート。

序盤で感じた違和感は結局晴れることはなく、最後までびっくり箱ゲーでした。真っ暗な画面で「グチャッ」「メキッ」でCG一枚出して「ガガーン」、どう見てもかまいたち2です、本当にありがとうございました。

シナリオとしては、登場人物の行動に疑問符。死体が多数転がっていて気が触れるくらい異様な状況なのに、排泄の際はなんとしても一人になろうとする。目の前でしろとは言わないけど、敵はワープ念力意思操作までなんでもありなのに、わざわざ別の部屋に隔離。で案の定神隠し。

本作は基本RPGだけど、戦闘が無いフラグ立てゲーなのでかなりアドベンチャー寄り。でアドベンチャーではありがちなんだけど、バッドエンドも回収率に入っているため、死にそうな選択肢があるとついそっちを選んでしまう。本作では幽霊に触れるとほぼ即死なので、出てくるととりあえず触ってみる。自然、同じ場所の繰り返しが多くなる。

最も残念なのは、スキップの仕様がクソなこと。まず、いわゆる「テキストスキップ」は一切無い。既読でもサポート一切無し。なので○連打で送ることになるんだけど、そもそもテキストが最速で出せない。しかも音声や演出があるとローディングするので遅いなんてもんじゃない。さらに、印象を強めたいのは分かるんだけど、主にバッドエンドに繋がるルートに入ると○送りすら出来なくなる。そういうのに限って「クスクス・・・」とか「ぎゃぁぁぁぁ!!!!!」とかを繰り返す。これが上のバッドエンド回収と重なって、とにかくリプレイ性の悪いゲームになってしまっています。

これに、以前書いたローディングの遅さと場所の悪さが重なって、全体にとにかくテンポの悪いゲームという印象ばかりが残りました。