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満つらざるとも屈せず

リバーシティーガールズクリア

熱血硬派くにおくん外伝 リバーシティーガールズ、クリア。

 

プレイ時間9時間半。

 

本作はWayForward開発のベルトスクロールアクション。タイトルの通りくにおくんのシリーズなのですが、主人公はくにおとりきの彼女。冒頭やたらオシャレなくにおとりきが攫われて、二人を探しに行くことになります。

 

海外の会社で作られたゲームですが、ストーリーは熱血高校から始まり、ごだい、はせべ、やまだにサブなどいつメンが出てきて、「くにおとりきを知らないか?」「俺は知らないけどあいつなら知ってるかも」で展開するいつものストーリーライン。でもどうにもみんなアメリカナイズというか、精神の根っこが外人なのよね。ごだいこんなナードだったか?と思うけど、やまだが黒魔術使いとかは面白い解釈。アボボも出てきてテクノスオールスター。「そもそもお前ら彼女なのか?海外じゃ発売されてないソフトで一回食事に行ったくらいの関係だろ?」とか煽られたり、歴代作をよく知って作られてるのが分かります。

 

美術がとても良くて、ドットはヌルヌル動くし、主人公のみさこ、きょうこをはじめ女の子はオシャレで可愛い。くにおくんのアクセサリーでブラとか言われるとは思わなかった。くにおとりきはめちゃめちゃスラッとしててカッコいいんだけど、これは熱血でも硬派でもないな…。

 

ゲームとしては、距離を取った敵にジリジリ囲まれて、ラインを外しながらまとめて片付ける、よくも悪くもいつものくにおくん。基本的に爽快なアクションですが、今までは腹パンチで怯ませると掴めたけど、本作ではダウン後にスタンする仕様なので、見極めがし辛くテンポ悪い感じはある。倒れた後でたまに命乞いされて舎弟に出来るシステムがあるのですが、これも命乞い中に殴ってしまうとキャンセルされてしまうので、スタン共々もうちょっと早く表示されると遊びやすいのにと思います。

 

バランスは渋めで結構負けます。いくらレベル上げても全然楽にならず、いち戦闘に随分時間かかるなーと思って遊んでいたのですが、クリアした後になって食事でパラメータ上がるくにおくんの仕様を思い出しました。道理で敵がやたら硬いと思った。

 

くにおくんの世界観、キャラクター、システムを使いながら、その彼女を主人公に全体をポップにアレンジし、やってることは同じなのに新しい気持ちで遊べる良作。今度2も出るそうなので、そちらも是非遊びたい。