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満つらざるとも屈せず

ワロタ

斬撃のレギンレイヴ、面白い。

リモートコントロールダンディから続く巨大ロボット物と、地球防衛軍のように巨大な敵を相手にする物、両方のノウハウがふんだんに詰め込まれた、サンドロット渾身の一作。以下非常に長いので、最初に結論だけ3行でまとめておきます。

レギンレイヴ

面白過ぎ

ワロタ


まず非常にシンプルに、攻撃するのがとても気持ちいい。大きな重たい武器でぶっ叩く、魔法で爆発させる、弓矢で狙い打つ、一つ一つのアクションが、それ単体でちゃんと気持ちいいように作られてる。ハンマーとか振るだけで脳汁が出る。だから、武器を振ってるだけでとりあえず楽しい。リモコンによる操作がこれに拍車をかけていて、剣(リモコン)を振って攻撃→ヌンチャクを振ってバックステップ→弓を引いて(ABで"矢"を握って後ろに引く)追撃、というように、画面と一体化した動きになってこれがまた楽しい。

敵の種類も豊富。最初はPVとかで出てくる小中大の巨神だけかと思って不安でしたが、そんなことは無かったぜ。空を飛んで仲間を召還する魔術師、魔法で攻撃してくる巨神、サイみたいのに乗ってる騎兵などなど、それぞれ特徴ある敵が大量に出てくる。更に素晴らしいのが、巨神との対戦がどんどんスケールアップすること。大巨獣アウズンブラ(象)、巨神の勇者フルングニル(パッケージの敵)など、オンリーワンの存在も出てきて天井知らずに盛り上がって行きます。その巨大な敵が主人公の一撃でバラバラになるのがまたたまらん。

敵を倒すと"マナ"を落とし、これを使って新しい武器を作ることが出来ます。武器は300種類くらいあるらしく、そのバリエーションもかなり豊富。同じ弓でも「複数本撃てる」「ホーミングする」「メチャクチャ貫通する」「着弾で爆発する」「稲妻が並走する」などここでは挙げ切れないほどの種類があり、更に同じ爆発弓でも使う人によって特性が異なります。フレイ用だと無限に撃てるけど、撃つのに時間がかかる上に弾道が弓なり。フレイア用は即射可能でホーミング付きですが、撃つのに大量の魔力を必要とするため弾数に限りが出て来ます。

あと敵は破壊した部位によって異なるマナを落とすため、慣れてくると単純にぶん殴るだけでなく「武器を壊そう」「足を狙おう」というように、戦い方に工夫が生まれ、展開が単調になるのを防いでいます。

北欧神話を下敷きにしたお話も、毎回「色々あるけど敵を倒せ」だけだった防衛軍と比べるとモチベーションの維持に一役買っています。「敵を倒せ」なのは一緒ですが。案内役なのに助言が適当な女神イズンとか、恒例の「一杯奢る」とか、お前神相手に何言ってんだという。あと今回武器がランダムドロップではないので、防衛軍のように「レア武器を求めて何百回もリトライ」が必要無いのも、個人的にはかなりポイント高い。

美しき女神フレイヤちゃん、戦乙女ブリュンヒルデちゃんのパンツも見えるよ。


このように、武器を振って楽しい→敵を叩いて気持ちいい→集めたマナで新しい武器が出来る→最初に戻るというとてもいい好循環になっています。

騎兵に囲まれると異様に難しくなる、爆発や打撃で攻撃しても敵のリアクションは切断のみ、マナの自動収集範囲が狭い(それでも自動収集無しだった防衛軍より遥かに楽ですが、あれだけ出るなら全自動でも良かったと思います)など難点もありますが、100点満点で骨格が200点、難点で20点減算みたいな。これでオンラインと別セーブデータじゃなければなぁー。