GarbageCompany

満つらざるとも屈せず

大丈夫です!

逆転裁判5、クリア。

プレイ時間34時間半。寝る前とかにちょっとずつやってたので、やたら日数かかった。

前作4があまり評判がよくなく、休止していたシリーズの新作ということ、シリーズを立ち上げた巧舟が未参加とのことで、かなり危ぶまれた本作でしたが、蓋を開けてみればリブートに相応しい完成度でした。

頼りなかったオドロキくんは経験を積んで頼れる弁護士となり、新人故の勢いで押し切るキヅキさん、その二人を圧倒的なラスボス感で見守るナルホドくん。章毎に主人公が変わるのも、他の主人公の見え方が変わって面白かった。

ナルホドくんは今回「伝説の弁護士」という位置に達しており、そのライバルのミツルギ検事は検事局長へと出世。というか30そこそこで検事局長って出世し過ぎだろ。この二人が法廷に立つとお互いの「分かってるよな」感が凄まじく、すっかりボスクラスの戦いでした。

今までの登場人物が出しゃばり過ぎずに顔を出し、サイコロック、腕輪、心理分析もウンザリしない分量で配置。過去を程良く回収しつつ、あくまで主役は新人達。

ポリゴンになったことで心配されたテンポは、はっきりと以前のままであり、更に演出はパワーアップ。ポリゴンじゃないと不可能な演出も沢山あり、ポリゴン化についてもいい判断だったと思います。

丁寧なキャラの掘り下げ、今までの出来事へのフォロー、伏線を回収しつつ大きな事件を紡ぎあげる。有料の追加エピソードが結構重要な話(ナルホドくんの弁護士復帰初戦)とか、ラスボスがちょっと弱いことなど、気になる部分は無いではないですが、総じて本当に良くできた作品でした。

コアな人物のコアな話を本作で全部やってしまったように思えるので続編は大変でしょうが、期待して待っています。