GarbageCompany

満つらざるとも屈せず

深世海クリア

NSW Slay the Spire

購入。

 

 


深世海、クリア。

 

プレイ時間はクリアまで13時間、アチーブメント埋めるのにプラス3時間。難易度スタンダード。

 

本作はカプコン開発の深海アドベンチャー。分類としては2Dのアクションアドベンチャーですが、これまでのカプコンにこういう文脈が無く、突然出てきた印象のゲームです。

 

主人公は潜水服の人。海中にいる主人公は、なんか分からんけど広がってくる氷に追われて深海に潜っていくことになります。本作にはテキストがほぼ無く、この人が誰で、目的が何で、氷が何で、どういう世界なのか作中では全く語られません。意味深な記録は沢山見つかるけど、その意味は判然とせず、ラスボスを倒した後のアチーブメントのテキストで、「今のそういう戦いだったの!?」と気付いたくらい。

 

ちなみに公式サイトには概要が載っていて、地上は広がる氷で壊滅、海中に逃れた主人公の「潜海者」は日々広がる氷から逃れながら一人で暮らしていたが、謎の機械との出会いにより、他の生き残り探しと世界の謎を解くため深海に向かう、らしいです。

 

ゲームとしては広大な深海を探索するアドベンチャー。海中で一番行動を縛るのが水圧で、特定の鉱石を集めることで潜水服をアップグレードしないと一定以上の深さには潜れません。広い海の探索ですが、この水圧と鉱石の配置によって、枝葉を除くと進行はほぼ一本道になっていて、迷うことはありません。酸素やアイテムの素材になる鉱石もかなりジャブジャブ手に入るので、全体に割とゆったりした深海探検になります。戦闘は少し緊張感あるけど、元々海中でお互い動きがゆっくりなこともあり、厳しいパターン化なんかも求められません。

 

とにかく雰囲気のいいゲームで、海の美しさ、遺跡や火山など風景のバリエーション、心地よい音楽、なんか分からんけど沢山ある先人の遺物、ギリギリ読めるフォントの漢字、言葉は無いけど伝わってくる主人公の感情など、ゆったり海中を漂う気持ちというか、綺麗な水槽を眺めている気持ちというか、遊んでいて嫌な気持ちになる要素が殆どありません。

 

綺麗な景色と不思議な遺物の中をゆっくりと深海へ降りていく、まったり遊べる雰囲気のいいゲームでした。

 

あと、最後に残ったアチーブメント、「生き埋め(落石死)」を埋めるのがちょっと面倒だったのでメモ。落石(と圧死)は数が限られるので、マップを回り切ってしまうと解除不可能になる。アチーブメントはセーブデータを跨ぐので、新規データでやった方が楽。その場合最初の落石は潜導(相棒)を見つける直前の地面の崩落で、開始から一時間かからない場所。

f:id:machine913:20210927145117j:image