GarbageCompany

満つらざるとも屈せず

アストラルチェインピュアプラチナ

アストラルチェイン、難易度STANDARDでピュアプラチナ獲得。

 

プレイ時間96時間半。

 

ながーい探索パートを片付けてからの、待望のアクションのみのアストラルチェイン。アクションのキレは流石のプラチナゲームスで、レギオンを次々切り替えながら敵を上手く捌けた時は脳汁が出ます。また評価が加点方式で、色々な行動を行う程点数が伸びていくため、必然的に多彩な行動を取るようになるのも俺カッコイイ感に一役買ってる。一部例外はあるものの、殆どの戦闘でオートセーブが評価画面の後のため、評価が伸びなかったら即リセットすれば比較的リトライし易いのもいい。ベヨネッタと比較すると、総じて評価チャレンジはし易くなっていると言えます。

 

 

一方で評価が加点方式のため、手数を増やせないステージは高得点を取り辛くなっています。具体的には、そもそも敵が少ない場合や、ミニゲーム、バイク、変身戦闘など半分イベントみたいなステージ。この辺は「早解き」「ノーダメージ」が事実上必須で、チクっと食らってはリセットを繰り返すことになり非常に辛かったです。

 

 

それから、クリア後の追加ステージはこれまでに無い大量の敵に囲まれる物ばかりなのがかなり辛い。前にも書きましたが、本作の主人公は被ダメージのリアクションが大きく、またベヨネッタ程には自在に回避が出来ないため、囲まれると連続するダメージ毎にヨロヨロして殆ど動けません。頑張って攻略は出来るし評価も付きますが、道中のストレスが非常に大きく、とても先を遊ぼうとは思えませんでした。

 

ゲームとしてもグラフィックとしても細部まで凄く作り込まれていて手触りもよく、相棒を操作してのダブル攻撃など新しい感覚もあり、意欲的でよく出来た新作だとは思うのですが、探索の面倒さと被ダメージのリアクションなどストレス要素が非常に多く、どうも全体としては絶賛しかねる印象になってしまいました。

 

VR初体験

PSVR初体験。ソフトはエースコンバット7。

 

端的に、よくも悪くも凄い体験でした。

 

ヘッドセット付けてるだけだから当然体は動かないはずなんですが、甲板でブレーキかかっただけで体がつんのめる。空中でロールすると頭がグワングワン揺さぶられる。特に地面が見えている状態でのロールがヤバイ。ミサイルアラートが鳴っても体調の問題で回避出来ない。開始10秒(まだ飛び立つ前)で「あ、これは酔うよりもうちょっと酷い状態になるな」と感じたし実際そうなりました。

 

一方で体験としての新しさも凄い。雲を抜けた時に風を感じたり、浮遊感があったり、加速でGを感じたりする。リアルな映像を見た時の「臨場感が凄い」というのとはまた異なる感覚で、完全に脳が騙されてる感じがあります。これを書くと返ってショボく聞こえるかもですが、ディズニーランドのスターツアーズを自由に操作出来る感じ。これでオメガブーストとかやると死人が出ると思います。

 

ハード色々

妻のお下がりでiPhone5を貰って2年ちょっと。iOSは10で打ち止め、対応アプリも少なくなり、交換したバッテリーもたまに勝手に再起動するようになっていましたが、この度妻の機種変更に伴い、iPhoneSEになりました。

 


私のSwitchは家族共用ですが、私が度々持ち出してしまうため、兼ねてより「家用」のSwitchを検討しており、この度遂に購入しました。バッテリーの持ちがいい新型を購入し、従来機を家用にしたため、自分用Switchのバッテリーがよくなったのはいいのですが、アカウントの引っ越しが超面倒でした。

 

具体的には、セーブデータを移動するのに「1アカウント、1ゲーム毎」「毎回Wi-Fi経由で認証(してるっぽい)」しかなく、そこそこ沢山ゲームやってる私はデータ移動だけで半日仕事でした。オンライン会員ならまとめて移動が出来るので、こっちを使えということだとは思いますが。

 

(追記)

「ユーザーの引越し」をすればセーブデータ丸ごと移行出来るみたい。前の本体にアカウント残したくて引越しはしなかったのですが、引越し後に前の本体にアカウント登録し直せば今と同じ状態になるっぽい。

 

アストラルチェイン収集要素大体コンプ

アストラルチェイン、収集要素大体コンプ。

 

プレイ時間78時間。難易度は変わらずCASUAL。これが終わったら難易度上げてバトルだけを楽しもうと思って取ってある。

 

前の記事でも書いたけど、本作は収集要素がガチ過ぎて邪魔になっているので、とにかく先に終わらせてしまいたかった。見落とし、盲点、勘違いを乗り越えて95%くらいまで頑張りましたが、その先が全く見つからずこのままでは止めてしまいそうだったので、結局攻略情報見てしまいました。

 

gc.hatenadiary.com

 

これでようやくアクションだけを遊べるぜ。

 

アストラルチェインクリア

アストラルチェイン、クリア。

 

プレイ時間33時間半。難易度CASUAL。

 

本作はプラチナゲームズ開発のアクションゲーム。大きな特徴としてはレギオンという鎖で繋いだスタンドみたいなのを従えてコンビで戦うことです。レギオンが打ち上げた敵に追撃、遠くの敵にレギオンを飛ばして攻撃、鎖を使って相手を拘束など、一般のアクションゲームで取れるような行動以外にもレギオンならではのアクションを利用して敵と戦います。レギオンは全5種でそれぞれが「攻撃が速い」「遠距離武器を持ってる」「力が強い」「盾持ってる」「犬」と特徴的。当然それぞれにしか出来ないアクションがあり、敵に対して取れる選択肢はかなり多岐に渡ります。

 

キャラクターデザインは桂正和で、キャラクターモデルの完成度はかなり高いです。美男美女揃いだし女性の足の太さまで細かく違ったりして金かかってる。また桂正和といえば尻の表現に定評がありますが、本作でも姿勢によって尻に皺の表現が入るなど非常に拘って作られています。美女のガチ美女ぶりはちょっと他とレベルが違う。

 

アクションゲームとしては、キレキレの動きとクイックな操作感、かっこいい演出で画面が物凄いバリバリしてるのに要点は見やすくて流石のプラチナゲームズ。ボタンを全部使う操作体系に最初戸惑いますが、やってるとすぐ慣れるので問題ありません。ただダッシュの「アナログを倒しながら押し込む」操作はコントローラが傷みそうで不安ある。選択肢の多いアクションと加点方式の評価方法によって「色んなアクションを駆使して派手に戦うほど高評価」となる仕様も気持ちよさに繋がっています。まぁCASUALは評価無いんだけど。

 

ただ残念ながら、探索・収集要素が折角のキレを殺し、全体の印象を悪くしています。本作はとにかく作り込まれていて、それはいいことなのですが、多数の収集要素が存在します。広い街には宝箱があり、落し物があり、トイレがあり、ゲリラの隠し拠点があり、各ミッションには隠しバトルがあり、迷い猫がいて、手元にはカメラがあって、それで人物、風景、敵固体から面白いスナップまで取ることが出来、これらが全て収集要素として記録されます。

 

上で選択肢が多いと書きましたが、ここではこれがマイナスに働いていて、特定の選択肢でないと見つからない要素(特殊ゴーグルでしか見えない、高い場所や遠い場所にある、犬の鼻でないと見つからない、見ることは出来ず触ってみないと分からない、カメラで特定のポイントを覗かないと分からない)が多いため、折角の作りこまれた世界の中で、捜査中も戦闘中もカメラをグルグル回して、物陰を覗き込み、壁を擦って歩き、特殊ゴーグルとカメラで同じ所を確認して、犬を連れて回ることになってしまいます。だから探索には異様に時間がかかるし、作り込まれた広い街の柱の裏まで探すことになるし、戦闘になってもまずやることは敵にカメラを向けることです。またカメラの人物判定が微妙で上手く写らないのが辛い。

 

あと街の作り込みに比べて、異界であるアストラル界は(作り込まれてはいますが)見た目が殺風景かつどこでも変わらず、自分の現在地も後で振り返った時の印象もボンヤリしてしまうのは勿体無い。敵の名前も大型敵にはコードネームがついてるけど基本的にシリアルナンバーで、無機質にするための設定がそれぞれの印象を薄めてしまっているように思います。

 

「敵の見た目が似通ってるから遭遇した時に新規の敵かがパッと分からず、カメラを向けても複数の敵が重なってると上手くフォーカスせず、名前が似てるから手前の敵に被さってるのかどうかも分からない」というシチュエーションがこのゲームのもどかしさをよく表してる気がします。

 

それから、アクションとしては上手くいってるうちは爽快ですが、上手くいかなくなるとやたらストレスが溜まるのはそういう調整なのかな。攻撃を受ける、気絶、振動、燃焼、凍結、電撃など多数あるやられモーションがいちいち長くて、囲まれて攻撃を受けるととにかく操作出来ない時間が長くなりがちです。

 

最後に、コントローラの振動をかなり積極的に使っているのですが、過剰過ぎて鬱陶しくなり結局全部切ってしまいました。エンディングで流れるロックのドラムに合わせて振動し出したときはちょっと笑いましたが、やり過ぎ。

 

ということで、書き出してみると文句が多くなってしまいますが、アクションとしてのキレとモデリングが極上なことは間違いないです。今の目標は、とにかく早く収集要素を終わらせて、バトルだけを遊びたい。