昨年に引き続き、劇場版仮面ライダーを見てきました。
本当なら子供が少なくなる、もっと遅い時期に行きたかったのですが、
先週の予告がチョーカッコヨカッタことと、「今見に行くのがベスト」との意見を見かけたので、
どうしても我慢出来なくなって行ってしまいました。
客は席数の半分くらい。そのうち2/3が子供。
で、まだ仮面ライダー好きで来てる子供はいいんですが、
その判断も出来ないような赤ちゃんと言っていい年齢の子供がまじウザ鑑賞の邪魔でした。
つーかな、出たり入ったりすんな。目の前をウロウロすんな。その親父もウロウロすんな。
というかそんな年齢の子供を連れてくるな。
スタッフロールの時に、オッサンが目の前に仁王立ちしてたときはなんの嫌がらせかと思った。
んでまたお話が子供には少々難解な話で、飽きてしまった子供が「ねぇーまだ終わらないの?」
寝てしまったお父さんに「ねぇパパ、起きて!」
また、逆に子供はもう出たいのにお父さんの方が真剣に見てて、「ちょっと待ってなさい!」とか。
悲喜こもごも。主に(私の)悲が。
…なんか子供よりもそれに付随するオッサンが邪魔だったような気がしてきました。
映画を見てみて「今行くのがベスト」という意味が分かりました。
新フォームの解放、ダブルジョーカー、ブラックアンドホワイト。
舞台がテレビ版の4年後ということもあって、色んなキーワードに答えが示されています。
テレビ版をより楽しむために、やはり「今行くのがベスト」なのでしょう。
てことで、以下ネタバレ
・剣崎vs始、雨の中の最終決戦。これを頭に持ってきたのは上手い。
最後のキックはラウズしてないという指摘があったけど、
パンフによるとあれはラウズしてない「ただのライダーキック」とのこと。
たぶん、劇場版で一番カッコいいシーン。
・舞台は四年後。「めったにいないイイ奴」こと仮面ライダーグレイブこと志村君ですが、
旧ライダーとの会話を見てると全然イイ奴に見えない。つーかこいつはやな奴だ。
・新世代ライダーは強いんだけど「量産型くせぇなー」と思ってたら、やはり噛ませ犬。
目の無い仮面じゃ表情が出ないですよ。
というかみんな変身してない時に殺されてるんでライダーの強さも関係ないけど。
ちなみに開発したのは橘さん。「ケルベロスのAで変身」らしいんだけど、
ケルベロスってナンだ?
並んで変身する同一規格の色違いというコンセプトはカッコよかった。
・村上元社長と木場社長が友情出演。
「平社員!」「なんだとこの万年係長!」
「お前とは決着をつけなきゃならんと思ってた」「やるか!!」
掴みかかって罵り合う二人が面白かったw
あと蛇の海道も出てるけど、こっちは普通に役柄やってて、特に印象に残らないというか、
パンフ見てなかったら気付かなかったと思う。
・解放されたアンデッドたちはなんか無差別に人を襲ってる。
あんなに頭のよかった伊坂とか、フォー!の人とか、嶋さんさえも人を襲ってる…。
解放されて群体の意思で動いてるらしいけど、元々彼らは別個の生命体なわけで…。
ちなみにカテゴリーAの人たちは「あいつが例の…?」とか相談してました。
ビートルアンデッド(ブレイドの素)は頭もいいし強いしでかっこよかった。
・コックローチはアンデッドじゃないんだけど、やっぱあれですか、
バトルファイトには参加してないけどゴキだけに生き残ったとかそういう感じですか。
着ぐるみとは言え、アレが大量に出てきて、空飛んで襲ってくるのはちょっと気持ち悪かった。
・Jと4のカードがダイイングメッセージって、二人は全然別々に殺されたはず…。
しかも「イニシャルを表してるのよ!」とか言うけど、
Jと4だと「ジャックフォームかな?」と思いました。
KJが「カワキタジロウ」くらいの違和感が。
・ミスリードを誘う目的だろうけど、橘さんは怪しい言動が多すぎる。
四年前から利用され易い性格だけど、利用された上に怪しい言動取ってるんじゃ、
そりゃ犯人扱いだっつの。
偉そうにしてるけど、(犯人じゃないと)看破されてからはいつもの橘さんに(笑)
・広瀬さんの結婚相手は結局分からなかった…と思ったんだけど、
パンフによると「意外な相手でしょう?」とか書いてある。誰なんだ、相手。
・ダブルジョーカーというのは言葉の通りジョーカー(相川始)の対になるジョーカーの存在。
考えてみればトランプにはジョーカーって2枚入ってますね。納得。
彼が求めた「古代の力」ですが、普通にでかいアンデッド。
願いが叶うとかじゃないのね。いらんわこんなん。
・キングフォームは普通にかっこいい。キンピカいいよねw
剣は正直エクスカリバーというか。全体に王様っぽいいでたち。
13枚のラウズでキングフォームで、なんで13枚なんて半端な…と思ったらカテゴリーのワンセットか。
5枚ラウズしての「ロイヤルストレートフラッシュ」はただの斬撃でちょっとションボリ。
まぁこれだけの大量ラウズに耐えるラウザーってのは凄いんでしょうけど。
・かくして折角解放された始君は速攻再封印。
天音ちゃんはグレたまま…と思いきや突然改心。尺の都合でしょうがないけど…。
改心するシーンはいいシーンのはずなのに、後ろの浮かれきった面々が気になって感動できないw
・剣崎君、誕生日ケーキに顔突っ込み。この辺のノリは、ファイズには無かったなぁ。
・タイトルのMISSING ACEはそのままAのカードが無いから変身出来ないって話なんですが、
中盤であっさり回収。名は体を表してないけど、語感としてカッコいい故の採用でしょう。
今回の劇場版はちゃんと始まってちゃんと完結したのでよかったです。
テレビの四年後と言いながら「これを結末だと思ってると裏切られるかも?」みたいなことも書いてあり、
安易に結末と結び付けちゃいけないらしいですが。
とりあえず沢山のライダーがアクションしてるだけでも満足度が高いですw
小ネタが大分多いみたいなので再見したいです。
ディレクターズカットなら尺が伸びて色々補完されそうだし。
あと、テレビで流した予告編は、ネタバレし過ぎw
終盤までほとんどバレてるし。
ライダーの劇場版は満足度が高いなぁ。
これで子供が居なきゃなぁ。