GarbageCompany

満つらざるとも屈せず

貴様はSFCのジョジョの出来を覚えているのか?

世間ではクソゲーの声も名高い、ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッドを開封。

自分で思いますが、私はかなりゲームに対して甘いと思います。

粗いところがあっても、光るところがあればそれでいいと思いますし、

叱るよりは褒めて伸ばすタイプ。

世間でジョジョゲーが叩かれている時も、

バンダイのゲームだし、そういうこともあるさ。

逆に考えるんだ、バンダイのゲームが面白いはずがないと考えるんだ。

と思っていました。

ですが、このゲームは酷い。

作った人は、ジョジョファンではあるかもしれないですが、

アクションゲームという物をプレイしたことがあるとは思えない。

少なくとも、テストプレイをしたとは思えない。

もしくは、このチューニングが狙い通りなら、根性が曲がり過ぎています。

とにかく、如何にプレイヤーを不快にするかを突き詰めています。

 ヒット感の薄い攻撃。

 コンボの最中に割り込み。

 不自由な視点、不自由なロックオン。

 視界の外からの連続攻撃。

 ちょっと攻撃されるとすぐ転倒する主人公。

 ちょっと攻撃するとすぐ転んで無敵になる敵。

 倒しても倒しても死なないゾンビ。

 高性能な敵のガードや回避。

 コンボの最中にズレてきて外れる攻撃(敵に対して角度補正が無い)

 波紋を使えないキャラの戦闘の単調さ。

アクション面がこれだけ酷い上に、幕間のシナリオも

 台詞単位でのスキップが無い。早送りも無い(全部見るか、全部スキップかのみ)

 基本的に一枚絵だけ(いわゆる紙芝居)

 原作を忠実に再現したのはいいが、長い。

と酷い出来。声優の熱演はいいと思いますけど。

なので、

 スキップするのは勿体無いので、じっと耐えて紙芝居を閲覧。

 その後、ストレスの溜まるアクションをじっと耐えてプレイ。

という、基本的に耐えるゲームです。

"バンダイ監修 大人の忍耐力トレーニング"です。

原作のかなりの割合を音声で再現したことは評価出来ますが、

ゲームとして遊ぶには辛すぎる。

波紋を使えるジョジョでさえこの仕上がりですから、

この後のスピードワゴンのシナリオなんか想像するだけで…。

とにかく、一刻も早くプレイを完了したい。

そういう意味では、実にプレイのモチベーションが沸いてきます。