GarbageCompany

満つらざるとも屈せず

BOMB CHICKENクリア

BOMB CHICKEN、クリア。

 

プレイ時間6時間。

 

BOMB CHICKENはドットスタイルのアクションゲーム。主人公である鶏をBFC(恐らくなんとかフライドチキン)の工場から脱出させることが目的となります。

 

プレイヤー(鶏)はジャンプすら出来ませんが、卵の代わりに無限に爆弾を産むことが出来ます。爆弾は敵を攻撃する武器であり、段差を超える足場であり、スイッチを押す手段であり、木箱を燃やすアイテムです。あらゆる機能を持った爆弾だけを使ってあらゆる障害を越えて行きます。

 

ジャンルとしてはアクションですが、殆どのステージは「どうやって解くか」が重要で実質パズルゲームです。出来ることが限られるためさほど難しい謎解きも無く、生き生きと動き回ってアッサリ死ぬ敵やプレイヤーを見ながらサクサク進めました。巨大なボスもいて楽しい。

 

と言っても終盤に差し掛かってからはかなりアクションの比率が高まり、テクニックとアドリブと偶然を駆使してなおバンバン死にながらの進行になりました。ここに来ると元々の当たり判定の大きさが理不尽にも感じ、結構イラつきながら遊んでいたことは否めません。

 

それほど長くないステージが全29とボリュームは決して多くありませんが、ワンアイデアを徹底的に練りこんだステージ構成、小気味好い手触り、表情豊かなドットアニメーションで、綺麗にまとまったゲームでした。

 

スチームワールドディグ2クリア

スチームワールドディグ2、クリア。

 

プレイ時間12時間。レベル最大、アーティファクト、アップグレードコンプ。

 

本作はIMAGE&FORM開発のアクションゲーム。タイトルの通り続編で話も前作の直後からですが、「失踪した前作の主人公を探してる」ことだけ分かってれば本作だけでも大丈夫。

 

本作は探索アクションとして完璧な仕上がりで、世界の広さ、遊びやすさ、能力強化のタイミング、導線の引き方、手触りから絵作りまで、減点する箇所が見当たりません。ビジュアルなりゲーム性なり、どこか一箇所でも気になったなら、やって損のないゲームです。

 

個人的には、1の後に2を遊びましたが、その拡張ぶりに感動しました。

スチームワールドディグクリア - GarbageCompany

 

  • アニメーションはより滑らかに、地下だけだった前作から地上探索も加わって広大に多彩に色鮮やかに。
  • 敵を倒した経験値でレベルアップするようになって、敵を倒す意味が出来た。
  • 武器の使い分けが切り替えから別ボタン割当になって素早く使いやすくなった。
  • 前作では硬い岩を掘るためのドリル、高く飛ぶための二段ジャンプがあったけど、今回は似た機能を全く違う手触りで実装していて、「前と同じことはしない」という意思を感じる。また代替品がアクション的に凄く面白い。
  • 前作でアップグレードだった機能は、大半がレアアイテムの「ギア」を一定数使って装備する形になった。ギアはいわゆるスロットに当たるもので、着脱は自由に可能。シーンや好みに合わせてスキルを付け替えられるようになった。
  • 洞窟の数、広さとも増えて、その構造に意味付けがされた。意図を持って配置された岩や仕掛けが増えて、各シーンが印象に残るように。
  • 小洞窟はアイテムを全部取るとチェックが付くようになった。これはめちゃくちゃ便利。


などなどなど、とにかく拡張&便利を徹底していて、前作から続けて遊ぶとそれぞれの要素ににいちいち感動してしまいます。前作は「とにかく下に掘る、よく出来た小品」でしたが、本作は「綺麗で丁寧に作られた探索アクション」となりました。隠しダンジョンの構造まで含め、最後まで感動しっ放しでした。めちゃくちゃ面白かった。

 

そうそう、作中ではたぶん説明されないんだけど、「ダッシュジャンプで壁に接触した瞬間に壁蹴りすると通常より高く飛べる」という、三角飛びとでも言うべき仕様があって、これに最後まで気付かず隠しダンジョンでえらい苦戦したので、メモ。

 

Kindle Paperwhite所感

Kindle Paperwhite(第10世代、Wi-Fi、広告つき、32GB)

購入して、暫く使った感想。

 

Kindleの電子インクは、強い光の下でも見易い、画面を書き換える際以外は電気を使わない(点けっぱなしても消耗しない)、(ライト有のモデルでは)ライトがフロントライトで液晶みたいに目に突き刺さらないなど、ハードの仕組みとして凄く惹かれる物があって、今回思い切って購入。

 

以下所感(テキストではなく、漫画を読んだ感想)

 

  • 場所を選ばず出先でもパッと読めるのが嬉しい。強い直射日光があるホームでも平気だし、ライトがあって布団でも読める。好みの電子インクの仕様もあって読むという行為自体が楽しい。
  • 沢山本を突っ込んでおけるのは思った以上に嬉しい。30巻とかのシリーズを全部ダウンロードしてもまだ全然余裕がある。8GBと迷ったけど、+2000円で32GBにしてよかった。
  • 一般的な単行本に比べると小さいサイズだけど、思った以上にくっきり見えて、紙感もあって見栄えは概ね満足。ただ細い線は色がうっすーくなってしまう。漫画によるけど、線が細くて背景が白いと殆ど見えなくなる。コントラスト調整があれば解決するのに。
  • 画面書き換え時に点滅するのは気になる人は気になるかも。自分は全く気にならない。
  • 本体自体は相当軽いが、公式のファブリックカバーが付くとかなり重たい。仰向けで片手だと無理があるし、電車とかで立って読むのにも片手で長時間持つと辛くなる重さ。
  • 拡大の操作(ダブルタップ)が入りにくい。
  • モノクロなのは承知で買ったけど物足りなさを感じることもある。
  • 広告は全然気にならない。というかセール情報とかもっと出してほしいのに決まった一枚絵しか出なくて寂しい。どっかで取得出来るのかな。

 

2019/01/03追記

  • ラノベを大量に買ったら、シリーズでまとまらなくて参った。なんで漫画だけ纏まるのか、理由が想像つかない。
  • 視力の悪い(眼鏡で0.5くらい?)妻に見せたら、台詞が見辛いとのこと。
  • ラノベ等、テキスト表示の美しさが凄まじい。

アイコノクラスツクリア

アイコノクラスツ、クリア。

 

難易度スタンダード。プレイ時間はクリアまで12時間、その後アイテム集めと隠しボスを倒して14時間半。

 

本作はドットスタイルの2Dアクションゲーム。ヌルヌル動く描き込まれドットと、それがたった一人で開発されたことが話題となりました。

 

原色多めで鮮やかなドットは評判も頷ける流石の美しさ。本作では世界の様々な地域を冒険しますが、いずれも印象に残る風景となっています。また沢山の登場人物がそれぞれ生き生きと描かれているのも印象的。やたらオーバーアクションで芝居がかった喋り方をするのがローカライズのせいかは分かりませんが、本作ではそれがいい効果を生んでいます。

 

アクションとしてはいわゆるメトロイドヴァニア。探索し、アイテムを集めて徐々に行ける範囲を広げて行きます。このアクション部分の手触りも最高で、操作に応じてキビキビ動くし演出も効果音も派手で非常に気持ちいい。沢山いるボスはそれぞれ見た目も攻略方法もユニークで飽きることがありません。

 

ストーリーは、序盤軽快な冒険活劇と見せかけて後半どんどん重たくなっていきます。世界の終わりに瀕してみんなが色々足掻くけど大体上手く行かない感じで、よく出来た話ではありますがちょっと遊んでいて辛いシーンが続きます。特に「選ばれし子」の話はちょっといくらなんでも報われなさ過ぎる。

 

世界が広い割にワープポイントが少ないのがやや難点ですが、これもまぁメトロイドもそうだったと思えばそういう設計思想とも思えます。あと隠しアイテムがマジで隠れていて探すのが大変だったのも同様かな。

 

上記以外は特に不満点は無く、アクションもアニメーションも最高でした。クリアまでの12時間が2日で終わっていて、久しぶりに「夢中で遊んだ」という感覚です。非常に面白かった。

 

スチームワールドディグクリア

スチームワールドディグ(Switch)、クリア。

 

プレイ時間6時間。

 

感想は基本的に3DS版と同じ。

スチームワールドディグクリア - GarbageCompany

 

なんですが「一度クリアしたゲームをもう一度遊ぼう」と思ったこと自体が本作が面白いことの証だと思います。

 

ICEYクリア

ICEY、クリア。

 

プレイ時間4時間、難易度ノーマル、全実績取得。

 

本作はFantablade Network開発の探索型2Dアクションゲーム。対複数でのコンボと立ち回りが重要なゲームで、ゲームとしての雰囲気は朧村正なんかに近い。多彩なコンボ、無敵のジャスト回避からのカウンター、ここぞのシーンでの全体攻撃など、それなりによく出来ていて手触りは中々。ただ正直アクションゲームとしては、出来は決して悪くは無いものの突出した特徴の無い作品ではあります。

 

そんな本作はしかし、「ナレーション」の存在によってオンリーワンのゲームとなりました。

 

ナレーション(CV:下野紘)は文字通りゲームの展開を解説してくれるガイド音声で、主人公ICEYの行動に合わせて「ICEYは矢印に従って進んだ」「部屋に入ったが何もない」などと喋ってくれます。が、「矢印に沿って進んだ」と言われたら反発したくなるもので、矢印と反対に進んでみたりすると、ナレーションもそれに突っ込んだり怒ったりしてくれます。ナレーションは割と感情的で、「君は私の言うことを何故聞けないんだ!」「もう分かった!君がそういう奴ならもう口を開かない!」とエキサイト。システムリセットやプログラム変更までも駆使して修正や嫌がらせをしてきます。

 

時に怒り、時に悲しみ、軽口も叩くしメタ台詞も言い放題のこのナレーションの突っ込みがとにかく面白く、ついおちょくってみたくなるし、どうなるか見たくて裏をかいて遊ぶようになります。本作では「実績」がまたいい具体に配置されていて、実績を取ろうとすると大体の音声を聞けるように設計されています。異様に難しい箇所は実績の条件になっていないため、難易度が低めに抑えられているのも上手い作り。

 

ナレーションを翻弄しつつそこそこよく出来たコンボゲーを遊ぶ感覚で、短めの構成もあって楽しく遊べました。