購入。
スターアライズクリア
NSW アーキタイプ・アーカディア
NSW 白き鋼鉄のX(イクス) THE OUT OF GUNVOLT
購入。
星のカービィ スターアライズ、クリア。
プレイ時間18時間。
カービィは以前から「みんなで遊べる」ことに注力してきましたが、本作はこれまでの「みんなでも遊べる」から、「常に仲間がいてみんなで遊ぶ」ゲームになりました。画面には常に仲間がいて、能力の掛け合わせの他、四人で合体して行うフレンズ技も本作のテーマ、且つ進行に必須の物として組み込まれています。
人間がいない場合は他の仲間はCPUが担当してくれるので、一人でも勿論遊べます。このCPUが非常に優秀で、必要な掛け合わせは気付いてやってくれるし、ボス戦もなんなら自分は逃げてるだけでも片付きます。仲間が優秀なので、自分はあまり頭を使わなくてもなんとなく進行するようになっていて、過去作と比べても難易度は低め。
自信を含めた仲間達の種類はかなり多く、コピー能力だけで30近くあり、更に過去作の仲間やボスも召喚でき、総数は40を超えます。これらが(重複もありますが)組み合わさる技の総数は膨大で、特定の能力が無いと進めないようなギミックを突破するのは至難…でもなく、大体分かりやすくヒントや導線があって、一部を除き殆ど迷うことはありませんでした。
全体に派手で簡単な調整になっていて、エンドコンテンツのボスラッシュもそれほど行き詰まることもなくクリア。遊びやすさは間違いないけど、常に沢山の仲間がバリバリ動くので、ボス戦とかは自分を見失うこともよくありました。また常に仲間が助けてくれて楽に進めた結果、終わってみるとあんまり印象に残ってるシーンが無い。過去シリーズのキャラクターが総登場してみんなで協力して戦うお祭り感を楽しむゲームという印象でした。
MINORIAクリア
MINORIA、クリア。
プレイ時間は一周目クリアまで9時間、二周目でボスノーダメチャレンジして2時間半。実績全解除、銀のコインコンプ、全ボスノーダメージ撃破。
本作はBOMBSEARVICES開発の探索アクションで、先日遊んだMOMODORAの精神的続編とのこと。MOMODORAと比べて一番変わったのはグラフィックが3Dになったことで、美しく細かい演技が光る一方処理落ちも少し。
探索アクションとしての方向性は、自由度が高く導線の弱かったMOMODORAよりも導線が強くなり進めやすくなったかな。二段ジャンプが追加取得スキルになり、アビリティを集めて探索範囲を広げるメトロイドヴァニアの側面が強くなった印象。レベル制になったのも大きな変更点で、チクチク経験値を貯めることでジワっとですが楽になります。
アクションとしては手触りヒット感の良さは流石の仕上がり。パリィによるカウンターが圧倒的に便利で強く、雑魚戦は基本的にカウンター狙いになります。失敗するとあっという間に死ぬバランスも相変わらず。ちょっとくらいレベルを上げても敵の攻撃力が上回るため、敵より圧倒的に高レベルになる最終盤以外は気の抜けない道中が続きます。今回難易度選択も無いし。
ボスにはカウンターが効かない(発動しない)のですが、それでも(これもMOMODORAと同様ですが)そんなに強くはありません。ローリングで裏取りだけ意識してれば殆ど苦戦しない。
各ボスをノーダメで倒すと強力なアイテムが貰えるので、二周目でチャレンジ。一周目でレベルが上がっているし、各ボスの落とすアイテムが本当に強力なので、絡みついて叩きまくるとあっという間に倒せる。結果これも苦戦と言うほどの戦いは無く、隠しボスまでノーダメ達成。
ドットで無くなったことで映像は綺麗になり演技も細かくなりましたが、処理落ちや何を食らったか分からないようなダメージも増えて印象は五分五分。あと本作に限らずだけど、この辺りのゲームがひたすら世界観が暗くて陰鬱なのはなんとかならないのでしょうか。遊んでる間流れてる音楽が殆ど不協和音みたいな音で、聴き続けると疲れを感じます。
MOMODORAクリア
MOMODORA 月下のレクイエム、クリア。
プレイ時間はクリアまで5時間半、その後取りこぼしを拾うのに二周目でプラス2時間。難易度はノーマルで、マップ100%、アイボリーバグコンプ、隠しボス倒して、「???」も見ました。
本作はBOMBSEARVICES開発のドットスタイル探索アクション。昨今のドットスタイルはEASTWARDやICONOCLASTSを筆頭に偏執的なまでに描き込まれた物も多いですが、本作はそこまで色数やエフェクトを使っておらず、解像度も低めで現代ではややシンプルな部類。でもシンプルながらヌルヌル動いて、水面に映り込みがあったり、必要な分はしっかり作られています。
また探索アクションというと能力拡張で行動範囲を広げていく、所謂メトロイドヴァニアが想像されましたが、本作は行動範囲を広げる追加能力はほぼ一つしかなく、最初から大体どの道にも進むことが出来ます。探索自由度が高くて、その分導線は弱め。
アクションとしての手触りは相当に良く、特に攻撃のヒット感の気持ちよさはかなりのもの。マップ中にベルがあってここで祈るとセーブが出来るのですが、叩くだけでもセーブされて足を止めなくていいのとか気が利いててとても好き。操作への反応もクイックで動かしていて本当に気持ちいいゲームです。
前評判で「難易度が高い」と聞いていて、HOLLOW KNIGHTくらいを覚悟していましたが、全然そんなことは無かった。体力が少なく回復が限られるから、特に序盤の道中はそこそこ死にますが、ボスは全体に攻撃がシンプルで予兆も分かりやすく、またローリングがかなり優秀なのと、こちらの攻撃でボスにも怯みが発生するので、苦戦と言うほどの戦いはありませんでした。強いてパターンを覚えて対処が必要だったのも、免罪人フェネルとラスボスくらいかな。
よく動くシンプル目なドット、手触りのいいアクション、ボスの難易度、暗めのシナリオもあって、やってる間ずっと「洞窟物語みたいだな」と思っていました。出来のよさもそれぐらい良いと思う。次回作のMINORIAも買ってるので是非やりたい。
ムサシクリア
メガトン級ムサシ、クリア。
プレイ時間37時間半。
本作はレベル5開発のロボットアクション。地球が既にほぼ滅んでいる所からスタートで、世界観はハード目。
アニメーションはlive2Dっぽいけどやたら表情豊か。レベル5らしく細部まで作り込まれた街には多数の住民がいて、名前が無いようなモブまで全員フルボイス。時間帯と進行度合いで細かく台詞が変わり、聞いたことのある話にはマークが付く親切さ。世界観を掘り下げる多数のサブクエスト、至る所に大量の収集アイテム、それらをナビゲートする便利な導線など、この遊びやすさは流石のレベル5。
ゲームとしてはハクスラ型アクションゲーム。戦って手に入れたパーツでロボットを強化してまた戦うのが基本的な流れ。ドロップ以外にも強化手段は多数用意されてて、遊んでると自機はガンガン強くなっていきます。アクションの手触りも良好で、強化した自機でバリバリ戦う気持ちよさが持ち味。まあ個人的にはムサシのデザインは大好きなリモートコントロールダンディを彷彿とさせるので、あんまり素早く動いてると違和感がありますが。
ストーリーは滅んだ世界での人類の反撃!みたいな話で、敵味方が入り乱れた結構面白いシナリオ。多数の登場人物がよく掘り下げられて、どのキャラクターも魅力的。キャラクター造形もレベル5感ありながら等身高めで好みのデザイン。
先んじてアニメを見たのですが、最初は「ロボットが見たいから人間はどうでもいい」と思ってたのが、段々「戦闘はいいから人間関係見せてくれ」となりました。アニメの終わりが中途半端というか、第一部の終わりみたいなところまでだったのでゲームに期待していましたが、ゲームも同じ所までで終わってた。調べたらアニメも今後二期やるし、ゲームも併せてアップデートするらしい。
総じてあらゆる面で力が入っていて、ゲームとしても十分に面白いと言っていいと思いますが、力が入っている故にズレてしまった箇所が散見されます。
まずアクションとしては、結構処理落ちします。致命的という程では無いけど、一回そのまま異常終了したこともあり、ハードに無理させてる印象。ロックオンが思い通りに効きにくく、乱戦ではこれが原因での事故もままある。あとやたら空を飛ぶ、昔のリオレウスみたいのがいるのはいただけない。最後の連戦も盛り上げたいのは分かるんだけど、少し戦うごとにイベントが挟まって遊びにくかった。10秒とかでイベント入るならアクションパートはやらなくていいのでは。
ゲームデザインとしては、表題のムサシをはじめ多数のカッコいいロボットが出てきますが、ドロップはパーツも色もランダムなので、あっという間にデザインも色もバラバラのパッチワークになってしまい、大半を寄せ集めで作ったような姿で戦うことになるのは勿体無い。
それから、ドロップする各パーツにレベルがあるのですが、ドロップ時の自分のレベルが上限になるため、強いパーツを手に入れるためには何よりまず自身のレベル上げが必要です。いくらその時点で強いパーツを手に入れても、レベルが上のミッションには通用せず、このレベルがやや上がりにくいため、クリアからエンドコンテンツである超弩級ミッションまでのハードルが非常に高くなってしまっています。実際推奨レベルまで20くらい必要で挫けてしまい、超弩級ミッションには挑戦も出来ませんでした。
沢山遊べるように、膨大な種類からのランダムドロップと強化段階を渋めにしてるのは分かるのですが、渋過ぎて挑もうと思えないのよね。志は分かるのでとても残念。
バリバリ強化してバリバリ戦えて楽しい!シナリオも続きが気になる!というのと、いやこれ目標に届くまでどれだけやらないといけないんだ…という印象が入り混じって、結構楽しんだはずなのにあんまり手放しで誉められない。アップデートでシナリオが完結したら印象変わるかなー。