レジェンドオブレガシー、最初の区切り?(ゴーレム3体撃破)に到達。
プレイ時間15時間。
本作はタイトル通りレガシーなRPG。誰もはっきり口にしないけど、ゲーム画面が、イラストが、システムが、力強く「我こそがサガである」とそそり立つくらいにサガっぽい。サガっていうかロマサガか。ボスを倒した時に一瞬固まって、稲光から"ゴゴゴ…"なんてそのまんま。
7人から主人公を選択、コマンド戦闘、シンボルエンカウント、ランダムで上がるパラメータ、戦闘中に「覚醒」することで増えて行く技など、サガからそのまま持ってきたシステムも多い一方で、「精霊と戦闘中に契約してから発動する魔法」「行動によって場の精霊力が変化」「ランダム発生で強敵が乱入する視界不良城」など、オリジナルのシステムも。
っていうか全体にシステムがすげー分かりにくくかつ説明不足で、それを手探りで解析していく感じこそが正に「サガ」っぽいんだな。最初はあまりの意味の分からなさに「アンサガ」っぽくて身構えたけど、そこまでではなくてよかった。
昨今流行の「昔っぽいRPG」の一本として、十分な魅力を持ったゲームだと思いますが、ぶん投げるような極端なバランスや、不毛な精霊の奪い合い(※後述)など、荒削りにしても荒過ぎる(これがまたサガっぽいんですが…)部分も多く、素直に絶賛はし難いです。
(※)"場"には火水風邪の精霊が存在し、戦闘中に特定の石を使うことでこれらと契約(邪は敵専用)する。契約するとその属性の魔法が使えるようになる。場に各精霊は1体ずつしかおらず、敵も魔法を使ってくる(精霊と契約する)ので、奪われると魔法が使えなくなるが、再度契約すればまた使用可能。こちらは「契約→魔法発動」のプロセスが必要だが、敵は契約即発動。このため、基本的に敵が有利な状態で、魔法発動のために延々と精霊の奪い合いが起こる。