NSW The Wake
購入。
はこにわえくすぷろーらもあ、クリア。
プレイ時間9時間半、一番上の難易度で実績全解除。
本作は個人クリエイターすき開発のアクションRPG。元はWindowsのフリーゲームで、スイッチへの移植にあたっては幾分かの追加要素があるよう。
ゲームとしては斜め見下ろし型でドットスタイルの比較的シンプルなアクションゲーム。作中でも言われるけど、街でダンジョンの情報を聞いて、解放されたダンジョンにひたすら挑む感じのゲームです。ハクスラっぽい要素もありますが、装備は全て使い続けると壊れてしまうので、強い装備を探すよりはどんどん使い捨てて行く雰囲気。
本作でなんと言っても目を引くのは、ヌルヌル動くドット。敵は多数が女の子で、やたらフェティッシュに攻撃してきます。腰を振り、またがり、包んで挟んで締め付けてきます。とにかく、作者が水着と圧迫に並々ならぬ感情を持っていることは分かる。
音楽も非常に力が入っていて、ジャンルを横断したやたらカッコいい曲が目白押し。火山の曲の異様な疾走感はなんなんだ。
アクションとしてはやや雑な作りで、判定の隙間にハマったり、無敵時間が無いので連続被弾で一瞬で死んだりします。難易度自体はそんなに高いわけではないのですが、不安定故の事故が多く、実際よりも難しく理不尽に感じることもありました。マップ切り替え判定の大きさのために画面端での戦いがやり難いのも困った。
全体に自由度が高い上にあんまり環境を安定させるつもりが無いみたいで、街の人を攻撃出来るよ!→嫌われると関係回復が困難とか、お尻を触れるよ!→触ると敵になって二度と戻らないとか、自由にやるとクリティカルな部分が多い。特にサポーター役の「すく水」に嫌われてしまうと、本作の肝である実績が確認出来なくなり、倉庫も使えなくなってしまいます。これには困り果てて一回リセットしました。
フリーゲームという出自のせいか、テキストや各仕様に同人ノリがキツい部分があり、この辺は好みが分かれそう。
同人ノリと不安定な仕様に何度か挫けそうになりましたが、アクション部分の手触りの良さと、何よりフェティッシュなドットに牽引され、なんだかんだ遊んでしまう魅力のあるゲームでした。