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満つらざるとも屈せず

ティアキン所感

ゼルダの伝説 ティアーズオブザキングダム、触りくらい遊んだので所感。

 

プレイ時間24時間、1つ目の神殿をクリアしたところ。

 

まず言えることは、完璧に面白い。

 

前作の後の話でリンクの成長とか装備とかどうするのかと思いましたが、見事に全部取り上げでした。ブレワイではパラセールがあるので高所にリスクが無く、高いところと見れば登る手癖になっていましたが、パラセールが無いと迂闊に登っちゃうと降りるのが大変。寒い所を食べ物で頑張るのも久しぶりで、そうそうそう言えばこういうゲームだったわ。パラセールを手に入れても今回は天空まで世界があるので、高空ではパラセールでも力不足。でもその辺を補助する仕掛けもあるのが流石ゼルダ

 

爆弾などのシーカーアイテムは今回存在せず、その代わりに手に入るのが「物を動かしてくっつける」「装備とアイテムを合成する」「天井を突き抜けて屋根に出る」「物の時間を巻き戻す」というアイテム。どれも創造性をくすぐられるし、デバッグ大変そうな物ばかり。遊んでてあらゆるところで「なんでもありかよ!」と突っ込まずにはいられません。

 

装備合成(スクラビルド)も上手い仕組みで、前作だと強い武器が揃い始めると弱い剣なんかは見向きもされなくなったのですが、今回は「世界中の武器が朽ちた」ことでそもそも突出して強い武器が存在しません。なので武器はともかく消耗品、ともかくその場で組み合わせることになり、組み合わせてみると意外な効果があったりして、新しい素材を見つけるとくっつけてみたくなります。しかし斧用の薄い石は少なくないか?

 

マップが使いまわしなんでしょ?という話も、まずはそもそもハイラルはめちゃくちゃ広いので、私のように記憶よわよわの人だと殆ど初見と変わりありません。たまーに知ってる風景があるなーくらい。更にとある事件により世界に大きな変化が起こっていて、地形が変わっていたり、世界中に大量の洞窟が出来ていたりします。そして空に島が浮いていて天空マップがある上に、地底にも潜ることになり、使い回し感はゼロどころかいやどれだけ広いんだよ!という感覚。これだけ広いと逆に回り切れる気がしません。

 

ブレスオブザワイルドも最高に楽しいゲームでしたが、そこから更に世界もアイテムも能力も広がって密度が上がってかつ選択肢が増えて柔軟になり、もうどうしていいか分からない物量の冒険が目の前に待っています。「記憶を消してまた遊びたい」というゲームがありますが、記憶の無い状態でこのゲームを遊べるなんて幸せ過ぎる。