NSW ゲームセンターCX 有野の挑戦状 1+2 REPLAY
購入。
サガスカ緋色の野望、レオナルド編クリア。
プレイ時間107時間。
少し前にHPは999で早々に上げ止まりましたが、スキルレベルはまだ上がるから攻撃力にはまだ上があるぜ!と思っていたら、まさかのスキルレベルも50で止まってしまい、戦闘による強化はほぼ終わってしまいました。こうなるとその武器で戦うこと自体に経験値の勿体なさを感じてくるのですが、戦闘中に使える武器が一つだけの本作では複数武器を習得するメリットが薄く、また他武器はレベルが低い間全く攻撃力が出ないため、進行するほど武器を切り替えるのがキツくなってしまいます。一つの武器を極めることが、ロール以外でもうちょっと他武器にメリットをもたらすと、武器持ち替えるのも楽しくなるのになぁ。
戦闘バランスが敵味方とも強い攻撃力で速攻する調整の本作では、ラスボスもやはり短期決戦の叩き合いに。鍛え上げた必殺技を叩きつけるパーティの裏でここ一番のカッコ良すぎるBGMが流れてテンションMAX。ラスボスの変形毎に新規曲かかるのズルいわ。初撃を受けた時に「いやこれは無理だろ」と半笑いになってから、ギリギリ生き残って必死に殴ってスレスレで勝つ、みたいなことが道中もずっとだしラスボスまで続いたことから、結局戦闘バランスはとてもいいと言ってよいと思います。
シナリオは、本筋の周りに複数の大きなサブシナリオ、そして細かなイベントが世界中に散りばめられていてとにかく膨大。「特定の期間だけ」「特定の手順が必要」「状況によって要求アイテムが変わる」「主人公によって内容が変わる」など発生、進行条件も多岐に渡り、これが複数絡み合うことで整理はほぼ不可能になります。どれくらい不可能かというと、攻略本、攻略サイトにも不足や誤認が多数あり、ゲーム自身もフラグ管理がバグって進行不可能になるイベントが出てくるくらい。今回サブシナリオがバグって進まなくなったっぽいのですが、きちんとイベントを見ていてもそれが完了したのかどうかよく分からない語り口の本作では、「まぁこれサガだし…」という気持ちもあってむしろ醍醐味な気がしてしまいます。世界中周って蛇や鳥をシバいたのに、結局どうなったのか全く分からなかったぞ。
ともかくこれで、2016年末のVITA版発売から7年越しに、ついに(一主人公だけですが)サガスカをクリアすることが出来ました。終盤に振り返り的なイベントがあるのですが、コツコツと世界中を回ったこと、相棒のエリザベートとの関係性、そして流れた実時間を思い感慨深いものがありました。