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満つらざるとも屈せず

シャンティ海賊の呪いクリア

シャンティ 海賊の呪い、クリア。

 

プレイ時間8時間半。

 

本作はWayForward開発の探索アクション。「シャンティ」はWayForwardが展開してるアクションゲームのシリーズで、本作はその数作目となる様子。

 

主人公のシャンティをはじめ、キャラクターはみんな可愛くてやたらグラマラス。表情も豊かだし、なんか分からんけどみんなで黄金ビキニを着るイベントとかもあり。そんな可愛いキャラクター達なんですが、シリーズ数作目なので本作では既に人間関係が完成しています。過去に色々あった、謎の影はまさかあの人の…、前はあれしてたけど今回はしないの?みたいな会話が頻出しますが、主人公が何者なのかということも明確に説明はなく、今回初めての私は完全に置いてけぼり。

 

ゲームとしては90年代前半くらいのスーファミのアクションゲーム感。オマージュも雰囲気も含めて、魔界村ロックマンメトロイド、ドラキュラなど、既視感のある構成も散見されます。アイテムを拾って探索範囲を広げていく感じなのですが、ファストトラベルがほぼ無いのと、「臭い体臭」みたいに解決アイテムのナンセンスさがまた昔っぽい。

 

アクションとしては手触り良く小気味よく動きます。WayForwardはこれ以外でもアクションゲームに定評のある開発会社でこの辺は外さない。シャンティの主武器は「髪の毛」でかなりリーチが短く序盤渋めに感じましたが、アップグレードで攻撃力と速度がどんどんあがり、回復アイテムが使い放題なのも手伝って総評は温めの難易度…と思っていたらラストダンジョンとラスボスがいきなり本気出してきて参った。ラスボスなんてアップグレードしてなかったら攻略出来なくない?

 

全体に良質なアクションなんですが、特にボスは体力多めで「これいつまで続くんだよ」と思うことが多かったので、ボスだけでも体力ゲージがあると印象違ったかもしれません。

 

キャラクターは可愛い、アクションとしての質も悪くない、でもよくも悪くも「昔のアクションゲーム」という印象でした。

 

魔女と66のキノコクリア

魔女と66のキノコ、クリア。

 

プレイ時間4時間。

 

本作はドットゾーゲームズ開発の探索アクション。アクションゲームツクールで制作されています。

 

プレイ時間からも分かる通り、ボリュームは小さいです。ですが小さい中にいい塩梅の旨味が詰まっていて、「ちょっと探索アクション遊びたいな」みたいなところにはハマると思います。

 

ドットはシンプルながらよく書き込まれていて、マップデザインも良好、バランスは優しめでヒントも親切。音楽の90年代っぽさが凄くて、スーファミの頃にゲーム作ってた人なのかな?と想像。テキストを殆ど使わずに意図やヒントを伝える演出もセンスがいい。マップに意図不明のショートカットがあるなと思っていたら「猫の散歩」で綺麗に繋がって膝を打ちました。

 

一方、ツクールだからという気もしますが、アクションの手触りは今ひとつ。どうもリアクションがワンテンポズレる感覚があります。また、同じキノコを2回取れたり(カウントもされた)、アニメーションが止まったりとバグにも結構遭遇。特定の床を順番に踏むような仕掛けがいくつかあるのですが、作中恐らく一番難しい「テトリミノジャンプ」では、一回落下したのに失敗判定にならなくて、そのまま進んだらクリア出来てしまいました。

 

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「魔女と66のキノコ」で67のキノコを集めた図

 

書き出してみると文句多めに見えますが、遊んだ感想はそれなりに好感触。探索アクションのエッセンスをギュッと集めた感じで、センスのいいドットと音楽もあって最後まで一気に遊んでしまいました。

 

クロスコードクリア

CROSSCODE、クリア。

 

プレイ時間65時間半。

 

本作はRadical Fish Games開発のドットスタイル見下ろし型アクション。MMORPGクロスワールド」の中の話、というのが大きな特徴。

 

初めてゲームを立ち上げてタイトル画面が出た時の、「あ、このゲームは間違いないな」感が凄かった。

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基本的にはMMORPGの中の話で、ゲームプレイも「クロスワールドを遊ぶ主人公」という形で進行します。ゲーム全体のMMORPGであろうとする作り込みは徹底していて、世界は広く彩り豊かで、フィールドには大量の他プレイヤーが常に行き交っています。会話はゲーム内のことから運営のロードマップのことにも及び、道端では他プレイヤーが露天を開いています。仲良くなったフレンドとパーティを組んでマルチプレイも出来ますが、主要なダンジョンやクエストは「個別生成」のため一人で挑む必要があります。遊んでる時の「オンラインゲームを遊んでいる」という感覚はこう言った細やかな作り込みの賜物と思います。

 

遊ぶのがMMORPGという事は登場人物にはみんなリアルがあるわけで、シナリオ的にはその辺りも触れて来ます。特に主人公のレアは訳あってリアルの記憶も無ければ言葉も殆ど喋れません。レアが喋れるのは「やぁ!」「じゃあね」など数単語のみですが、これを駆使してなんとかコミュニケーションしようとする様は本当に表情豊か。素直で純粋、少し子供っぽいレアは非常に魅力的で、是非とも幸せになって欲しいと思わされます。

 

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「なんか角付いてる!」と初めて気付くシーン

 

最後まで遊んで、どの部分も手抜かりなく面白いんだけど、一番よかったのはキャラとシナリオでした。

 

ゲームとしてはクラシックというかストロングというか、かなり実直に難しめの調整。最初のボスから「これ強過ぎない!?」みたいな感じでしたが、最後まで「こんなんどうやって倒すの!?」から工夫と積み重ねでなんとか突破、みたいな戦いでした。パズルパートも多数あるのですがこれも同様で、「解き方以前にどういう仕掛けだか分からない」からのなんとか突破、という感じ。体感では謎解きとアクションは半々くらいの感覚。

 

この「学習と工夫でギリギリ解ける」というバランスはかなり意識してるみたいで、「どうしても解けなければ難易度下げるオプションもあるけど、頑張って解いた方が楽しくない?」みたいなことを言われます。全くもってその通り。結局全編デフォルトで頑張ったし、結果から見ると全部解けました。

 

広いフィールドに多数の宝箱がどれも一見届かない場所に隠されていて、ジャンプも無い本作でその経路を探すのも大きな遊びになっています。これは経路が非常に長い上に失敗すると最初からの物も多く、特に序盤の何が出来て何が出来ないか分かっていない時期には大分しんどかったです。「よく出来てる」という意味で言うんですが、地形の立体が複雑過ぎるのよね。

 

後はとにかく開発者の好きなものを詰め込んだようで、パロディもチラホラ。特にキルラキルグレンラガンが大好きであることは分かった。

 

広大で作り込まれた世界、魅力的なキャラクターとシナリオ、手触りのよいアクションと、ギリギリ難しく調整された難易度。どこを取っても文句の付けようが無く、難しいながらずっと遊んでしまう魅力に溢れたゲームでした。

 

サンブレイク一旦休止

モンハンライズサンブレイク、一旦休止。

 

プレイ時間199時間、MR137。

 

残る勲章が物量系のみとなり、8月にはアップデートも予定されているので、ここで一旦止めて少し冷ますことにしました。

 

 

サンブレイク全クエストクリア

モンハンライズサンブレイク、全クエストクリア。

 

プレイ時間167時間、MR117。

 

集会所ラストクエストはバルファルク、メルゼナを含む四連。捕獲で時短出来ない2頭を鑑みて、しかし突っ込んで死なないように、お団子もバッチリ固めた上でヒトダマドリも集めてから戦闘開始。実際には個体がかなり弱いし、ソロで無死35分くらいで苦戦らしい苦戦もしなかったのですが、「最終クエスト」「バルファルクメルゼナの連打」と言うことでかなりテンションがあがって凄い汗かいたしメチャメチャ楽しかった。

 

大苦戦したり、わけわからん広範囲攻撃に翻弄されたり、重たいクエストでウンザリすることも多いけど、達成した時のこの「やってやった!」という手応えが欲しくてモンハンやってるんだよなぁ。