GarbageCompany

満つらざるとも屈せず

ポメラニアン無双

ゴーストトリック、クリア。前に「伏線か?」って書いたところはやっぱ伏線でした。

とりあえずポメラニアン無双過ぎる。もう、なんでもかんでもポメラニアン。ある種、ポメラニアン物語とも言える。それくらい無双。

話は流石大変よくまとまってる。矛盾無く多くの要素が絡み合い、一つの結末に収束する。「トリツク」モードに入ると何か起こってる、みたいなシステム絡みの演出も上手く、途中で追加になる能力も目先が変わって面白かった。

ただまとまりがよすぎて逆転裁判ほどめちゃくちゃにぶっ飛んだ話にはならなかった。基本的に事件が一つなので、逆転裁判の「1話も2話も3話も実は伏線でした」みたいな壮大な仕掛けを作りにくい面もありますが。敵組織も折角出てきた割には目立った妨害も無く、「霊の存在がわかる」人くらいはもうちょっと絡んでもよかったのにな。

総括としては、テンポのいい会話と魅力的なキャラクター、上手な演出と先が気になるシナリオに引っ張られ、どんどん先を読みたくなる非常にセンスのいいパズルアドベンチャー。ただまとまりがいい反面大きなカタルシスは感じ無かった、という印象でした。でも、十二分に面白かったです。

この世界観というか設定は、同じキャラクターで続編作るのは不可能だと思うけど、一作で捨てるのはあまりにも勿体無い。世界観を同じままで別のキャラクターにして、また続編遊びたいなー。